朝、風呂場で自分のゲボに埋もれて目覚めた日を覚えているか。
忘れた事なんて無いけど、最近ふとした瞬間に当時を思い出す。
今年はメンタルが頻繁に荒れて、朝に動悸で目覚めてしまうことが多かった。キツかったけどそれを改善したのは、一人暮らしの時に使っていた桜のオーデコロンだった。
その時は毎日が選択の繰り返しで、自由が多すぎるせいで選択が辛かった。誰かに決めてもらいたかったけどそんなことできなくて、お酒に溺れてやっと、選択肢を減らしていくことができた。
毎日目覚めは最悪だったけど、それは自分で選んだものだったから妙に納得していた。
今年、夏の終わりからあすけんで健康管理をはじめた。去年も書いたけどデブでも痩せでもないのだが、測定時の血圧が妙に高く健康意識が高まった。
始めて一週間でガンガンやせた。楽しくなってハマり、気がついた頃にはシンデレラ体重とかいうとこまで行ってしまっていた。
行ってしまっていた、、、。
好きな食べ物を言葉にできないことや、見たことのない体重計の数字を大切な人に伝えるまで、自分が異常だということが分からなかった。
多分摂食障害ギリギリのところまで行っていたんだと思う。
痩せたのはあすけんのおかげではない、あすけんに縛られている、というストレスからだったのだと思う。
食べることがこんなにも難しいことなのか、とその時初めてわかった気がした。
あすけんにはベジタリアンの人もいる。
ベジタリアンってお魚もお肉も食べられなくて大変そうだなあ〜なんて思っていたら、ある時彼女が食べるものの選択肢を減らすためにベジタリアンになったことを知った。
彼女の選択が今なら分かる。
3食栄養を考えて毎日生きていく辛さは言葉にできない。それを死ぬまで繰り返すなら尚更だ。
ベジタリアンになることで、彼女の選択肢が狭まり、ストレスなく生きていくことができるのならそれは彼女にとって素晴らしい判断だと思う。
2022年の抱負は『ちょっとだけ謙虚に』だった。
はっきり言ってこの抱負は良くなかった。
謙虚になったことで良かったことなんて何一つもなかった。ちょっとだけ、とかいう訳の分からない程度も不明だ。
そして謙虚になることで、自分の選択肢を隠してしまい、相手の考えに常に寄り添って生きていた。
もはやこれ最悪だったな。
自分が表現できなくなっていたから、生きてる意味が分からなくなったんだろうな。
これがメンタルが荒れた理由の一つだったと思う。
来年の抱負は『自分の意志を尊重する』にしておく。
実は一昨年の抱負と同じだ。
私はこれができないとメンタルが荒れてしまうらしい。
自分の意志を尊重しすぎて他人に嫌われるのが怖いから、今年はきっと謙虚になりたかったんだろうな。
でももういい大人なんだからさ、人に嫌われることも慣れていかなきゃいけないんだよ。
